クレタ島のはちみつ農家さん、蜂カバーをかぶって

ギリシャ・クレタ島の蜂蜜のおはなし 8月のクレタ島ツアーでは、すごい養蜂をみせていただきました。 いままで訪ねた国のなかで、いちばん蜂蜜がおいしい!のは、ブルガリア。 と、おもっていましたが、ここ、クレタ島の蜂蜜も、はんぱものではありません・・。 ヴァモスの村のお菓子屋さんのある広場から、バスに乗って、とある道ばたまで。 ここから山の奥に入るので、ジープに乗り換えるのです。 わたしたちがお願いした地元密着生産者をたずねるルートは、もうここからはジープじゃないと たどり着けないそうで、いつも無理を訊いてくれてる手配人、ミノ〜ワ氏に、「じゃあ、ジープを用意してもらってください」 と、お願いしてもらっちゃいました。 ので、5台のジープが、道ばたにあらわれました。 若い兄ちゃんで、ブロロ〜、と、楽しそうにやってきました。 スズキと、ミツビシのジープでしたよ、「日本の車はすばらしい」と、彼ら。 ブルガリアでジープを手配してもらったときは、ロシア製のジープだったけど、 ギリシャは日本車です。 山の中に小さな小屋があって、そこで養蜂をしているのは、スタブロさん。 お父さまの時から養蜂をして、はちみつを生産していたのだそう。 「4月、5月には8万匹ぐらいのハチたちがここに住んでいて、8月には5000匹に減って、 一つの巣箱ひとつひとつに、一人のクイーン、女王蜂が誕生する・・」と、スタブロさん。 「ギリシャの高地には、良い蜂蜜がとれる花がある。フィマーユの花。フィーヌ(ハーブ)だよ。 クレタ島のように南には、それがたくさんあるから、70%の蜂蜜がフィーヌの蜂蜜なんだ。 ギリシャでも北はあまりフィーヌがないので、南のフィーヌの蜂蜜をまぜて、蜂蜜をつくってる。」 150ぐらいの巣箱を持つ(というか、並べてるだけにみえるが)スタブロさん。 なんとわたしたちは、白いカバーを借していただいて、みんなで巣箱を見学させてもらいました。 ちょっと、怖かったけれど・・。 スタブロさんは、もう慣れているから刺されないのですって。 スタブロさんの蜂蜜は、お店に卸したりとかしていなくて、お店もなくて、 知り合いに売る・・んですって。もちろんわたしたちも買わせていただきました・・が・・ この巣箱はちみつ、すべて知り合いにサバクってすごい・・。