ワルン・ロティ日記4

日々感じたこと、パンとワインに関する最新の話題はたまたグルメ情報など
自由にたのしくつづる日記帳。
業界騒然!さて、何が飛び出すやら。

2018.07.26

HPに今期ワインレッスンのご案内をアップしました〜 &オーレンセの修道院

少し涼しいですね〜。明日からのパン屋の仕込をしていても、先週よりもすこしラクです。 やっとHPに、10月からのワインレッスンのパンフをアップしております。 来週から、少しずつ、発送もはじめますね。   さて、スペインの回顧録。 ランチを普通にたべて、そのあとタコとイモと豚肉を食べて、 思いお腹をかかえて、唯一、観光らしい観光をしましたよ。   モナストリオ・デ・オセイラ。MONASTERIO DE OSEIRA 古い修道院です。 セア村で会う人がみんな「行った方が良い」と薦めてくれたので、いかなくっちゃね。   ここはポルトガルからサンチャゴ・デ・コンポステーラを目指す巡礼ルートでは、通る人も多い修道院。 車を走らせていて、ずっと峠を登る感じになるのだけど、 自転車で上り坂を行く巡礼の人達をときおり見かけました。   高原地帯で、すこし町より涼しくて、 なによりも、うっそうとした林の中に、荘厳な修道院がたっていて、現在、修復中。   最初はちいさな修道院だったのを、大きくなって、でも歴史のなかで放って置かれてしまったのを、 フランス人の修道士がひとりで、住んで・・などと変遷があって、 いまは、13人(7人?)の修道士が、祈りと修行をしている、静かな修道院。 もちろん男性の修道士さんたちですが、 ガイドしてくれたのは、女性。 17時からガイドがあるよと言われて集まったけれど、やっぱしスペイン語のみ。 ところどころエリコ嬢が通訳してくれるのと、あと、 ウチのダンナが、写真にとると翻訳してくれるアプリを持っていたので、ところどころの解説文を写真にとって 解読。便利な世の中だわ〜。   大きなホールも、昔は食堂で大変大人数が集っていたのに、いまは、キッチンで食事をとっているとか、 「キッチン、みてえ〜〜」とシェフ達。   ほんとうに見せていただけばよかった。 なにしろ、この「苔むした」「荘厳な」「神聖な」という形容詞がこれほど似合う修道院なのに、 売っていたお菓子がとってもおいしかったの。 チョコレートも、ここのが1番、いままでのスペインのチョコレートで自分では「おいしい!」と思う味でした。 ビールも買ってきましたよ。ワインのように熟成感のあるビール。 すべてここで作っているとしたら、13人(?)の中に、パティシェだった方がきっといるんだわ。すこぶる有能な!   シトー派の修道院は、もしかしたらお味が合うのかしら?   オーレンセから、車でゆけるし、タクシーも治安がいいので割り勘でゆけばそんなに高くないの。 ぜひ、ガリシア・オーレンセに行ったら、いってみてくださいね。 クッキーとチョコレートは必須です。         修道院から、セア村にもどって、村のコテージにチェックイン。 セア村には、ブッキングコムに載ってるホテルは2件しかなくて、そのうち1番村の中心に近いところを選びました。 とっても小さな宿で、でも、なんたってパンを焼いてる現場に近い。   事前に「パンに興味があるの」と連絡を入れて置いたので、 ホストファミリーのご夫婦も大歓迎してくれました。 「ここは小さな巡礼者のための宿だけど、リラックスしてね・・・」と。 ログハウスのような田舎の宿だけど、ドアを開けたとたん、ローズマリーのあまい香りに満たされて、 窓を開けると、すっかり田園風景。畑がみえます。   「今夜も巡礼の人が泊まるのよ。」と聞いて、食べるが中心の我々はちょっと緊張。   でも、少し休んで、エリコ嬢やシェフたちが泊まる、オーレンセの町中まで タクシーで向かって、夜は楽しいバル巡り・・です。 お腹は重たいけれど、アルコールを入れなくては!