2017.11.30
かにばっとで暖まってきました

8月から11月下旬までにかけてしか味わえない、岩手・一ノ関市の川崎エリアの郷土料理「かにばっと」。
ずっと食べてみたかったのが、念願かないました。
「ぬくもり」という地元の女性がかにばっとをつくってくれる自宅レストランのような、農家レストランのような店が
あるとは聞いていたのですが、5名からの予約制らしく、ムリだなあ・・とおもっていたら、
なんと道の駅「かわさき」で食べられるとの情報が。
それも夏の終わりから冬の入口までだそう。
かにばっとの、「かに」もずくガニが穫れる時期だけだそうです。
このエリアで「ばっと」とは、岩手の北では「ひっつみ」そして平泉では「はっとう」、東京の方では「すいとん」でしょうか。
小麦粉、地粉をこねてしっとりさせて、ひとつまみずつ湯でゆがいたうどんの原型のような小麦食。
はっとうやひっつみは、捏ねた小麦粉生地をひとつまみづつつかんで、延ばして湯にいれるようです。
かにばっとうの場合は、お出汁をもずくカニでとるそう。
蟹をすりばちでつぶしてすって・・・という時間のかかるもの。
もずくガニの説明がありましたよ」。
「川崎名物 カニ味噌がうまい!
もずくガニは小さいころは海で過ごしおおきくなると川をさかのぼって生活します。産卵するころにはまた河口へ下ります。
もずくカニは「上海蟹」の仲間で、ハサミの部分に柔らかい毛が生えているのが特徴です。川崎周辺では特に「かにばっと」として食べられているほか、全国各地でも食用カニとして食べられています。」と。
しかし、川崎エリアは海といっても車で1時間半以上はかかる内陸。海からカニが遡ってくるのは大変なことでしょう。
貴重な郷土料理です。ほんのりカニのお出汁がきいていて、それよりも熱々で、ほっとする一品。
一ノ関からレンタカーを借りて、20分弱。まずは念願の900円(税込)でかにばっとうで暖まって平泉をめざしましたよ。
(ブログは過去記事。いまは東京です。今週末もパン屋は営業しますよお〜)
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