ワルン・ロティ日記4

日々感じたこと、パンとワインに関する最新の話題はたまたグルメ情報など
自由にたのしくつづる日記帳。
業界騒然!さて、何が飛び出すやら。

2018.02.12

なんにも入れていないナチュラルな平泉ワイン

昨日はじつは誕生日でした! もう、数えるのもメンドウですが、そろそろ体調ケアが必要なネンレイですよね。   パン屋営業の日は4時間睡眠だから、さ、早く寝よ〜とおもったら、息子が友人を連れて立ち寄り、 遊びから飲みに行く途中で荷物を置きに。   その友達が、「おかあさんの誕生日ですよね」と、なんとブラジルチョコを差し出してくれました。 ありがたや・・。   パン屋のご常連さまからも、なんと山形の味噌餅ってのをいただきました。 山形の川西町では、昔から味噌を練り込んで餅をついたのだそうです。 で、いま、地元名産の赤大豆で町おこしをしているのだそうで、大豆と胡麻も味噌と一緒に練り込んだ餅をいただきました。 茶色くて四角いの。 ちょっと炙って食べたら、とろ〜んと甘くていい感じ。このほんわか甘辛い味って日本だなあ・・と。     さて、写真は5日の「いわてワインの夕べ」のメニュー。 岩手県産の名産物を盛り込んだリストでした。   オオワダはあっちこっちいってたのであんまり食べていないですが、う〜ん、パンがない(しつこいな・・) 平泉の農家さんたちも、「さあて、平泉は水菜かあ、誰がつくってるんだろ・・」なんて。 わかないものですね。 他からみたら名物なのかも。   味噌餅をつくる山形・川西町でも、お団子のような玉コンニャクの煮物が名物というかずっと地元で食べられてきた 郷土食なのだそうですが、なんと「するめの皮」をお出汁につくるそうです。 「するめの皮ってドコで売ってるんですか?」って、味噌餅をいただいたワルンロティのご常連さんが川西町の方に聞いたら、 「え?そのヘンで売ってるでしょ。大きな袋に入って・・」ですって。   するめの大袋なら業務店であるけど、皮だけってみたことないわ〜って、顔をつきあわせてましたよ。   そんな隠れた地元ではあたりまえの名物が、平泉にもまだまだ隠れているかも知れませんねえ。   そうそう、「ワインの夕べ」には東京から、ワインのメキキで有名な男子もいらしていました。 なんでも岩手のワイナリーでワインづくりにも携わっているとか、知らなかったわ〜。   キビシイテイスティングで知られる彼は、各ワイナリーのブースで、 「これは・・どういう砂糖で補糖を? 補酸はどうやって??」なんて聞いているの。 こちらがドキドキしちゃった。 だって、普通はワイナリーの内緒。フランス・ロワールに行ったときも、 ワイナリーの醸造所に大袋の砂糖がゴロゴロしているのに、 ワイナリーの方に聞いたら、「補糖は ノン」って応えたもの。   寒い地方ではぶどうの糖分が上がるのが難しいから、糖分をおぎなってアルコール分をしっかりさせようという技術も使うんですよね。     でも、平泉ワイナリーは補酸も補糖もしないの。ガラ〜〜ンとしたワイナリーの醸造所のなかにも、オフィスにも珈琲に入れる砂糖もみつからない。 もちろん補酸も。だからアルコール分は低いけど、それだけフルーティーでさわりなくグイグイ飲める。   メキキのその男子が平泉ワイナリーのブースに近寄ってきて、テイスティングして・・・ 「なんにもいれてないでしょう・・。なんにも入れてませんね!」と、大きな声で繰り返していらして、   ああ、彼には解るんだ・・と、ほっとしましたよ。ま、うわさ通りのサスガですね。     ナチュラルな味わいの平泉ワイン。 いま、オオワダ家では、ラベルの最終データをつくってます。娘がね、がんばってくれてますよ。
写真のはまだ、仮ラベルなの。