2018.07.12
ガリシアの1つ星レストランへは、試練の道のり

6月のサンチャゴでのこと。
着いた翌日は、朝すこし遅く起きて、車を借りてドライブ。
サンチャゴ・デ・コンポステーラからの、人気のドライブスポットは、フィステーラという、大西洋を眺める岬。
巡礼の地の終点としてここへ向かう人も多い、「地の果て」を意味する名前の地。
灯台から眺める大西洋は圧巻・・だそうだけれど、
初めての海外ドライブだから、ちょっと「地の果て」はどうかな・・と思ったのと、
近くに行きたいレストランがみつからなかったので、
結局は、フィステーラは、遠慮しました。
向かったのは、フィステーラより、南、ポンテベドラの、CAMBADOS という地域にある
レストラン、YAYO DAPORTA
ミシュランの1つ星レストラン
で、サンチャゴで借りた車は、「シトロエン」
フランスのでっかい車。
まずは、オートマの車を探したら、これしかなかったの。
「小型」というけど、でっかいわ。
エンジンはボタン式。サイドブレーキも、ギアの位置も日本の軽とは違うわ〜。
ナビは必需品とおもったけど、これがスペイン語。
右と左の単語がわかるくらいじゃ、運転できない。
でも、レンタカー屋のおじさんが、カンバドスに、設定してくれて・・いたはずなのに、
なんだか、ぜんぜん見当違いのところを走ってる、ことに気がついたの。
みんなナビなんか地元の人は使わないのね。
使わないから、使いかた、わかんなかったんだわ。
なんとかたどり着いてレストランに駐車場を聞くと、港の方に停めないと、ここはポリスが来るわよ〜って。
まあ、しょうがないから港の方に向かおうとするけれど、
おっと、行き止まりの道だった。
中世の町並みがのこるから、石畳みの道だからといって道路とはかぎらないのね。
あたふたして方向転換してみるものの、おっきい車だから、あ〜〜あせっちゃう。。
と、目の前の家のベンチで語らっていたおじさんの一人が、
車の窓までやってきて
「リラ〜クス、リラ〜ックス・・キープ、マインド・・:」って
笑顔で、落ち着かせてくれる。
オーライ、オーライ、と、誘導してくれたのです。
焦って言われたとおりハンドルきりながらも、おじさんが「ガマン、ガマン・・・」
って日本語を使うのがわかったわ。
ま〜、無事に港の駐車場に止められて、やっとで、レストランへ。おじさん・・ありがと〜。