2017.10.27
7月のスペインツアーで、ガリシアのタコ料理を学びましたよ


サンチャゴ・デ・コンポステーラの市場の前の広くて美しい料理スペースで、ガリシアのタコ料理を教えてもらいました。
「ガリシア風タコ」ってメニューは日本のスペインバルでも良くみるけれど、まあ驚いた!
とってもシンプルながら奥の深いお料理でした。
蛸を ナマのまま冷凍して茹でて ハサミでカットして オリーブオイルをかけて、
パプリカを二種(ドルチェとピカンテ)と塩を「たっぷり」ふりかけて、
お終い。
この作業をみんなで説明を聞きながら自分たちでもやってみたのですが、
この塩とパプリカの降り加減を、あまくするとゼンゼンおいしくないのです。
先生のはピリッとパプリカと塩が効いている。
教えてくださったのはマヌエルさん。料理学校の先生。
「大きい蛸は5㎏はあります。今日のは小さくて2㎏ぐらいのを使います。昔は蛸をナマのまま
岩場にたたきつけて柔らかくして料理しましたが、いまは冷凍の技術を使います。
少なくとも15日間冷凍すると、柔らかくなるのです。あくまでもナマの蛸を使って。
そう、昔、蛸を岩にたたきつけるときは片面30回づつ叩いて繊維を柔らかくしたのです。
蛸は雄がいいです。白っぽく繊細で、オスしか食べません。メスはきいろっぽくて全体的に
料理には合わないのです・・」
とはじまった蛸料理教室。なかなか圧巻でした。