2017.10.14
山葡萄のワインの仕込み・・おいしいワインは1日ではならず・・

県南にある平泉から、岩手県の真ん中あたりの雫石まで、平泉ワイナリーをまかされた関根くんから、
「雨のなか収穫に行って来ました。雨の中だったので、やまぶどうはサンザンの状態ですが、なんとか仕込にはいりました」
とご報告が。
まったく手仕事用の機材しかないのに、ノウハウもカン次第、苦労しているようです。
「糖度はなんとかなっても減酸しないことにはどうしようもなく・・」と、ノウハウに苦労しているのに、
オーナーのアグリ平泉からは、
「できたか? できたか? 飲んで見よう・・」
「でも、まだ酸っぱいですよ〜。まだ出来ていないですよ〜」
「いいから、いいから、さあ、飲もう・・・あれ?すっぺ・・すっぺ・・」
とか。
そうなんですよ〜。ワイン、特に赤ワインはそんなに簡単にはできないんです。
だからボルドーや、リオハなんて、何年もたたないと出荷してくれないんです。法律で決まってるんですから・・。
山葡萄の難点はその酸度の高さのようです。
減酸する方法としては、
「よい果汁を得ること」
「酸味を和らげるような酵母を選択すること」
「マロラクティック発酵をすること」
「冷却して酒石酸を取り除くこと・・それも時間をかけて・・マイナス4度で循環させたり・・・」
なのだそうです。
が・・・果たして、未熟な機材でどれほどできるか・・。
おいしいものは、じっくり待って、時間をかけて・・時間って魔法なんですから・・ねえ、葡萄畑のカエルさん。